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第9回 おバカ?

先日、「コンソメスープの巻き」を書いてる時、メールが入った。 

「岡村さんに相談したい事があるんで、連絡して下さい」
 
「誰だ、俺は忙しいんだ。(次回の予告を先にしてしまったから全然、進まない。)また、あのおバカからか」

 この人はまだ私の「超能力」を信じている数少ない残党だ。相談事も
どうでもいい様な事ばかり

「私と彼の仲うまくいくかな?岡村さんの超能力で占って」

 私、「ダメじゃない」 

 いつもロクな男とつきあわないから良くあたる。
 
 「これから金運よくなるかなぁ」

 私、「増々、悪くなるんじゃない」

 いつも新しい洋服を着てたり、高価なバッグを待っているから一目瞭然
だ。 今、カードローンの返済に走り回っている。
 そのおバカからのメールだ。
 
 こんな時は無視、返事しない、電話にもでない。最近は帰宅してからも
パソコンに向かいぱなしだ。

 昔、何かのミーティングの時、行き詰まって宣言してしまった。
  

「俺は超能力者だからみんなが見える、信じろ」

 我ながら妙に自信たっぷりにホラふいてしっまった。 
そうすると、ほとんどの人は嘲笑し相手にしてくれないんだが、2,3人
の人は
 

「岡村さん超能力あるかもしれない。まえから思っていたんだ」


 するとここで小さなおバカが発生し、中には目をうるうるさせる者も
出てきたりする。
 

これで終わればいいんだけど


 このおバカたちはまた違ったおバカを連れてきて占ってくれとやって来るから、しょうがなく、でも堂々という


「あなたの人生、今まで不運だったでしょう」

相手「そう、不運でした」


 そりゃそうだ。原宿の街を歩いて芸能人としてスカウトされ、スター
になった様な人が相談にくる分けない。また、ある時は目をじっと見て

「あなたの肩には水子の霊が・・・」

 たいていの女性はギョッとする。それでも反応がない時は

「それは前世か、または近い将来か・・・」

 これまた適当な事を自信たっぷりに言っておけば納得する。こんな
調子なのにこのおバカおバカは違うおバカおバカおバカを連れてきて、また
、このおバカおバカおバカも、おバカおバカおバカおバカを連れてくる。


エンドレスだ

私はめんどくさくなったので、8年位前から外部との連絡もたち、隠とん
生活を始めた。携帯も3年間位スイッチを切ったまま基本料金を払い
続けた。  バカッ
 

私は超能力者や神の存在を信じます。


 仏陀、ムハメッドやイエス(順不同)その他多くの方は神や宇宙の
調和をみたでしょう。みなさん素晴らしいお力があります。

 でも一部の者はちょっとしたウソから始まり、見渡すといつの間にか
巨大な「おバカ」集団の長。こうなっちゃうとそして皆の期待や信望が
大きくなればなるほどウソを演じ続けあげくの果ては塀の中。

 最初はそんなに悪気がなかったんじゃないかな。ウソも自信を持って
ついてるとそのうち「ミイラとりがミイラに」のように「私は神が
見える」とかなってやがて「我こそが唯一、絶対無二の神である」・・・
 本人自身もそうだと錯覚しちゃうんじゃないかな

 このhpオープンして2週間位です。最初の1週間はまったくアクセス
がなかったけど、最近徐々に増えてきました。まだどの検索エンジンに
もかからないので、おそらく「お気に入り」になっているのかもしれない。


みなさん本当にありがとうがざいます

 ネット社会ってすばらしい。


 そのうちこの謙虚さも忘れもし10万アクセス、いや100万アクセスに
なったら私も叫びます


「我は超能力者なり、皆の者我にひれ伏せ!!」


 たぶんアクセスカウンターはその日からあまり回らなくなるでしょう。
でも、そこで小さな「おバカ」集団が発生するに違いありません。

私は将来お百姓さんになり「晴耕雨読」な生活をするのが夢なんですけど、
職業変えてもいいです。何万人ものおバカはめんどくさいので必要ない
です。100人ぐらい、その人たちから毎月お布施と称して1万円徴収し、
たまに鼻くそ丸めて「宇宙真理救命丸」として一粒5万円ぐらいで販売
してれば、税金や消費税の支払いを考えなくてもいい。

 また2000人ぐらいの信者をこの店の近くに転居させ、下北沢辺りで
区会議員に立候補するのも悪くないな。国民年金を滞納してても
「経理上の手違いでした」とドサクサにまぎれて謝っちゃえば、議員年金
もらえそうだし・・・


シメシメッ 老後も楽しみになってきたぜ


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